Canvaで学ぶカラープロファイル:RGBの仕組みとダークモードが目に優しい理由

こんにちは。スマホはダークモードにしている講師、小村です。
前回の「RGBとCMYKの違い」についてのブログに続き、今回は RGBカラープロファイル についてもう少し深掘りしてご紹介します。Canvaでデザインをするときも役立つ知識なので、ぜひ押さえておいてください。


目次

RGBとは?ディスプレイに欠かせないカラープロファイル

RGBは「Red(赤)」「Green(緑)」「Blue(青)」の頭文字をとったカラーモデルで、主に テレビ・パソコン・スマホなどのディスプレイ に使われています。

RGBは「光の三原色」と呼ばれ、光を組み合わせることで色を作ります。この性質を 加法混色 と言い、混ぜるほど明るくなるのが特徴です。

  • 赤+緑=黄色
  • 緑+青=シアン(水色)
  • 赤+青=マゼンタ(赤紫)
  • 赤+緑+青(最大)=白
  • 光がゼロ=黒

つまりRGBは、光を強くすればするほど鮮やかになり、ゼロなら真っ黒になる仕組みです。

モニター画面の赤枠を拡大
iPhone6Proで撮影
ディスプレイのRGBドット

ダークモードが目に優しい理由

ここで身近な例として「スマホのダークモード」を考えてみましょう。
RGBは光を発して色を作っているため、白背景(光の最大値)は目に強い刺激を与えます。一方でダークモードでは「RGBの発光が抑えられる」ため、眩しさが軽減され、目に優しく感じるのです。

つまり、RGBの仕組みを理解すると「なぜダークモードが目に優しいのか」が分かるわけです。


RGBが生み出すトゥルーカラー

RGBの各色は 256段階で調整可能。
256 × 256 × 256 = 16,777,216色 を表現できます。
これが「トゥルーカラー」または「24ビットカラー」と呼ばれるもので、私たちが日常的に見ている画面の色彩は、この膨大な組み合わせから成り立っています。


CanvaでRGBを扱うときの注意点

Canvaでデザインをしていると、画面上ではとても鮮やかに見えるのに、印刷すると「ちょっと沈んだ色」に見えることがあります。これはRGBとCMYKの違いが原因です。

  • RGB → デジタル向け(Webサイト、SNS、プレゼン資料など)
  • CMYK → 印刷向け(名刺、チラシ、ポスターなど)

Canvaでも出力時にカラープロファイルを意識して切り替えると、仕上がりの色ズレを防ぐことができます。


まとめ

  • RGBは光の三原色によるカラーモデル
  • ディスプレイで使われ、最大1677万色を表現できる
  • ダークモードが目に優しいのはRGBの発光量が抑えられるから
  • Canvaでのデザインは、用途に合わせて「RGB(デジタル)」と「CMYK(印刷)」を切り替えることが大切

RGBを理解しておくと、Canvaでのデザインがもっと思い通りになります。


もっとCanvaやカラープロファイルについて学びたい方は、ENGAWA SALONへ。
次回、現時点では10月24日を予定しておりますが、正式に決定後、こちらのブログにてご連絡するようにいたします。

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この記事を書いた人

Haruki Komuraのアバター Haruki Komura bz spring 代表

看護師として勤務を続けながら、独学でWebやデザインに挑戦中。現在は写真・動画制作を軸に、撮影した素材を活かしたホームページを制作。2023年9月「biz spring」として開業し、半年で50本以上の動画を制作。「名古屋職業訓練校のウェブデザインコース」で講師として勤務、現在は「三重WordPressミートアップ」ではオーガナイザーとして活動を行う。

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