SNSの承認欲求は人生を歪めてしまうかもしれない

こんにちは。土曜日のENGAWA SALONがなんとか終わってホット一息の木曽原です。

私はWeb業界に従事していなかったら、SNSとは距離を置いて生活していたと思います。仕事柄、情報発信やマーケティング、企業のブランディングを行ううえでSNSは欠かせないツールですが、個人的には使い方を一歩間違えると、人の価値観や人生そのものを大きく歪めてしまう可能性があると感じています。

目次

SNSは便利なツールだが、使い方を間違えると危険

SNSは今や私たちの生活に欠かせない存在です。家族や友人との交流、仕事の情報収集、新しい知識との出会いなど、多くのメリットがあります。しかし、その一方で「いいね」やフォロワー数に振り回されることで、本来の自分を見失ってしまう人も少なくありません。

承認欲求そのものは、人間であれば誰もが持っている自然な感情です。「認められたい」「褒められたい」と思うことは決して悪いことではありません。問題なのは、その承認をSNSだけに求めてしまうことです。

「いいね」のための人生になっていないか

投稿するたびに「何件いいねが付いたのか」「前回より反応が少ない」「もっと映える写真を撮らなければ」と考えるようになると、人生の目的が「自分らしく生きること」から「他人に評価されること」へと変わってしまいます。

行きたい場所ではなく写真映えする場所を選び、食べたい料理ではなく投稿映えする料理を注文し、本当に欲しいものではなく周囲から羨ましがられるものを買うようになる。そんな生活を続けていると、気づけば自分の人生ではなく「他人に見せるための人生」を生きている状態になってしまいます。

SNSは他人の「良い部分」しか見えない

SNSでは、旅行や成功、楽しい出来事など、人生の華やかな一場面が数多く投稿されます。しかし、それは人生全体のほんの一部分に過ぎません。

誰もが失敗や悩み、不安を抱えながら生活していますが、そのような瞬間を積極的に投稿する人は多くありません。

それにもかかわらず、私たちはその「切り取られた幸せ」と自分の日常を比較してしまいます。

「自分だけがうまくいっていない」
「もっと頑張らなければ認めてもらえない」

そんな思いが積み重なることで、自己肯定感を失ってしまう人も少なくありません。

本当の幸せはSNSでは測れない

本当に大切なのは、SNSで何人に評価されるかではなく、自分が毎日を納得して過ごせているかです。

家族と笑って食事をした時間、友人と語り合った時間、趣味に没頭した時間、何気ない休日を楽しめた時間。これらは誰にも評価されなくても、人生を豊かにしてくれる大切な時間です。

評価の基準を他人に委ねてしまうと、自分の幸せまで他人次第になってしまいます。

SNSとは適度な距離感が大切

もし最近、「SNSを見るたびに疲れる」「投稿しなければ不安になる」と感じているなら、一度スマートフォンを置いてみることをおすすめします。

自然の中を散歩する、本を読む、音楽を聴く、家族や友人と会話をする。そんな時間の中で、自分自身と向き合うことができます。

SNSは人生を豊かにしてくれる便利なツールですが、人生そのものではありません。

人生は「いいね」の数で価値が決まるものではありません。大切なのは、誰かに羨ましがられる人生ではなく、自分自身が「この人生で良かった」と思える毎日を積み重ねることです。

SNSはあくまで人生を彩る道具の一つ。主役はスマートフォンの画面の中ではなく、あなた自身の現実の人生です。そのことを忘れなければ、SNSとも健全な距離を保ちながら、本当の豊かさを手に入れることができるでしょう。

SNSへの出演は「お願い」でも強制になり得る

近年では、企業が採用活動やブランディングの一環として、社員にSNSへの出演や顔出しをお願いするケースも増えています。もちろん、会社を知ってもらうための取り組みとしては理解できます。

しかし、上司から部下へ「お願い」という形で伝えられたとしても、それは本当に自由な選択と言えるでしょうか。

会社という組織には立場の違いがあります。上司は評価する側、部下は評価される側です。その関係性がある以上、「断ったら評価が下がるのではないか」「協力しない人だと思われるのではないか」と感じてしまう人も少なくありません。

つまり、

言葉では「お願い」であっても、受け取る側にとっては実質的な強制

になってしまう危険性があります。

SNSへの顔出しは、仕事中だけでなく、インターネット上に半永久的に情報が残る可能性があります。プライバシーや家族への影響、将来の転職活動などを考えれば、不安を感じる人がいて当然です。

だからこそ、企業は「出演しない自由」や「断っても一切不利益にならない」という姿勢を明確に示す必要があります。社員が安心して断れる環境があって初めて、本当の意味で本人の意思による参加と言えるでしょう。

SNSは企業にとって有効な情報発信ツールですが、その便利さを優先するあまり、一人ひとりの価値観やプライバシーが軽視されることがあってはなりません。相手の立場を尊重することこそ、これからの時代に求められるSNSとの向き合い方ではないでしょうか。

まとめ

SNSは、情報収集やコミュニケーション、ビジネスなど、私たちの生活を豊かにしてくれる便利なツールです。しかし、その便利さゆえに「いいね」やフォロワー数といった他人からの評価を求めすぎると、本来の自分らしさを見失ってしまうことがあります。

私自身、Web業界で仕事をしているからこそSNSを活用していますが、もしこの仕事をしていなければ、SNSとはもっと距離を置いた生活を選んでいたと思います。それほど、SNSには人の価値観や時間の使い方を大きく左右する力があると感じています。

人生は、誰かに評価されるためにあるものではありません。家族や友人と過ごす時間、趣味に夢中になる時間、何気ない日常の積み重ねこそが、本当の豊かさにつながります。

SNSはあくまで人生を彩るための道具であり、人生そのものではありません。画面の向こうにいる誰かと比べるのではなく、自分自身が「今日も良い一日だった」と思える毎日を積み重ねること。それが、SNSと上手に付き合いながら、充実した人生を送るための一番大切な考え方ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

Makoto Kisoharaのアバター Makoto Kisohara 株式会社AMAOTO 代表取締役

地元特産品を主に扱うネットショップ責任者として約6年間従事し、在職中はほぼ独学で楽天ランキング1位やAmazonベストセラーを獲得。2014年7月独立。WordPress専門のホームページ制作、ネットショップの出店・構築・運営サポートなどを行うAMAOTOを開業。年間30近くのホームページ・ネットショップ制作に携わり、制作したホームページは優秀なデザインを紹介するWebデザインギャラリーサイトに多数掲載される。2019年6月、株式会社AMAOTOを設立。代表取締役に就任。三重県商工会連合会、大阪商工会議所、三重県知財総合支援窓口などの専門家として年間30件以上のIT支援活動も行う。

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