マジックレイヤーで編集したバナーを動画化してみた。Kling AIでの検証と、文字崩れを防ぐプロンプト調整の話

こんにちは。
ゴールデンウィークは大阪にカメラの機材を見に行ってきた小村です。

前回、生成AIで作った「ENGAWA SALON Canva勉強会」のバナー画像を、Canvaのマジックレイヤーで分解してみた記事を書きました。

CanvaマジックレイヤーでAI生成画像の文字だけ修正。編集がかなり楽になる新機能
CanvaマジックレイヤーでAI生成画像の文字だけ修正。編集がかなり楽になる新機能 vol.2

今回はその続きです。せっかく作った画像なので、

「これ、動画として動かしたらどうなるんだろう?」

と思い、今度は画像生成AIで作ったバナーを、そのまま動画化してみました。

今回使ったのは、

Kling AI系の動画生成サービス。これがかなり面白かったです。

目次

今回使った画像はこちら

前回作った、

「ENGAWA SALON Canva勉強会」

の生成AIバナーを使用しました。

カラフルで、

・イラスト多め
・文字あり
・背景装飾あり

という、比較的難しそうな画像です。

画像を入れるだけでプロンプトまで考えてくれた

今回驚いたのがここです。

DBD AI Agentでは、

画像をアップロードして

「動かしてください」

くらいの簡単な指示をすると、

動画用プロンプトまでAIが考えてくれました。

つまり、

・カメラワーク
・アニメーション
・演出方向

まである程度提案してくれる感じです。

最近の動画AIは、

「何を書けばいいかわからない」

問題がかなり減ってきた印象があります。

1回目からかなり良い動画ができた

最初の生成でも、

かなりクオリティが高かったです。

背景の動きや、

キャラクターの軽いモーション、

カメラの寄り引きなど、

「ちゃんと広告っぽい動画」

になっていました。

特に、静止画を無理やり動かした感じが少なく、

自然に動きを付けてくれたのが印象的でした。

ただ、文字が少し潰れた

一方で、やはり気になったのは文字です。

特に、「勉強会」

の黄色文字部分が、

動画化した時に少し潰れてしまいました。

ここは生成AI動画でかなり起こりやすい部分です。

AIは、「映像として自然か」

を優先するため、

細かい文字の視認性が崩れることがあります。

実際に使った1回目のプロンプト

カラフルでポップなイラスト風チラシをベースにした映像。レイアウト・文字・キャラクター配置は完全維持。以下のような楽しく軽やかな動きを加える:

・背景の放射線状のラインがゆっくりと回転し、キラキラしたエネルギーを放つ
・「Canva勉強会」のロゴ文字が、軽くふわっと上下にバウンスする(ゆっくり・控えめに)
・左のキャラクター(ノートパソコンを操作している女の子)が、指先をわずかにタイプする動作を繰り返す
・右のキャラクター(ペンを持った男の子)が、ペンを小さく振るジェスチャーをする
・散りばめられたキラキラ・星・スパークルが点滅しながら輝く
・虹・紙飛行機・絵の具パレットなどのアイコンが、それぞれわずかに浮遊するような動きをする
・「Let's Create!」バッジがポンと弾むような動きを見せる
・全体的にポップでかわいらしく、テンションが上がる楽しい雰囲気を演出する
・文字の変形・レイアウト崩れ・AI特有のノイズは厳禁
・イラストの世界観・配色・キャラクターデザインを完全維持

ナラティブのリズムに合わせて、連続したカメラワークまたは積極的なカット/フォーカス切り替えをインテリジェントに選択。上記内容に基づいて自動で絵コンテを作成し、マルチショットで処理すること。

1回目で気づいたこと

結果として、

かなり良い雰囲気の動画になりました。

ただ、中央の

「勉強会」

の黄色文字部分が少し崩れました。

ここが今回一番大きかった問題です。

そこで2回目は“文字保護”を最優先に変更

2回目では、

「動きを増やす」

ではなく、

「文字を絶対守る」

方向へ修正しました。

特に、

AIが文字を“映像として再解釈”してしまうのを防ぐことを意識しています。

2回目のプロンプト

カラフルでポップなイラスト風チラシをベースにした映像。レイアウト・文字・キャラクター配置は完全維持。

【最重要・文字保護】中央の黄色いテキスト「勉強会」は絶対に変形・つぶれ・ぼかし・再描画禁止。元画像の字形・色・サイズ・位置を完全固定すること。「Canva」ロゴ・「ENGAWA SALON」・「Let's Create!」など全テキスト要素も同様に固定。文字へのいかなるアニメーションも禁止。

動きは文字・レイアウト以外の要素にのみ適用すること:

・背景の放射線状のラインがゆっくりと回転し、キラキラしたエネルギーを放つ
・左のキャラクター(ノートパソコンを操作している女の子)が、指先をわずかにタイプする動作を繰り返す
・右のキャラクター(ペンを持った男の子)が、ペンを小さく振るジェスチャーをする
・散りばめられたキラキラ・星・スパークルが点滅しながら輝く
・虹・紙飛行機・絵の具パレットなどのアイコンが、それぞれわずかに浮遊するような動きをする
・「Let's Create!」バッジがポンと弾むような動きを見せる
・全体的にポップでかわいらしく、テンションが上がる楽しい雰囲気を演出する
・イラストの世界観・配色・キャラクターデザインを完全維持

ナラティブのリズムに合わせて、連続したカメラワークまたは積極的なカット/フォーカス切り替えをインテリジェントに選択。上記内容に基づいて自動で絵コンテを作成し、マルチショットで処理すること。

前回との違い・気をつけた点

① 文字保護の優先順位を最上位にした

前回は、「文字変形禁止」

を普通の指示の一部として書いていました。

今回は、【最重要・文字保護】として独立。

生成AIは、プロンプト前半の強い指示をかなり重視する印象があります。

ここが一番効果を感じました。

② 問題の文字を“名指し”した

前回は、「文字を崩さない」

という抽象的な指示でした。

今回は、「中央の黄色いテキスト『勉強会』」

と具体的に指定。

どこを守るべきかを明確にしたことで、

精度がかなり上がりました。

③ 禁止事項を細かく列挙した

今回かなり意識したのがここです。

単に「変形禁止」

ではなく、

・つぶれ
・ぼかし
・再描画

まで明記。

AIが起こしそうな破綻を、先回りして潰すイメージです。

④ 動かしていい場所を分離した

これもかなり重要でした。

「動きは文字・レイアウト以外の要素にのみ適用」

を追加。

つまり、AIに

「ここは動かしていい」

「ここは固定」 を明確に教えています。

これで文字崩れがかなり減りました。

⑤ 文字のバウンス演出を削除した

1回目では、

「Canva勉強会」の文字を上下に動かしていました。

ただ、これはAIにとって、

“文字を映像化する”

処理になりやすく、結果として崩れやすかったです。

そこで2回目では、

文字アニメーション自体を削除。

代わりに、背景や装飾だけを動かしました。

これがかなり安定しました。

今回かなり感じたこと

生成AI動画は、「どんな動画を作りたいか」

より、「何を絶対守るか」

の方が重要な場面があります。

特に、チラシやバナーのような

“読ませるデザイン”は、文字保護がかなり大事でした。

逆に、動かす場所を限定すると、

一気に広告っぽい自然な動画になります。

ここはかなり面白かったです。

“固定ショット寄り”がかなり相性いい

最近の生成AI動画は、

派手に動かすより、

少し動くくらいの方が綺麗です。

今回も、

・軽いズーム
・背景の微妙な動き
・キャラクターの小さなアニメーション

くらいの方が、広告っぽさが出ました。

特にチラシ系は、情報が読めることがかなり大事なので、

動かしすぎない方が相性が良いと感じます。

Kling AI系はかなり使いやすい印象

最近は動画生成AIもかなり増えていますが、

Kling系は、

・動きが自然
・破綻が少ない
・画像から動画化が得意

という印象があります。

特に、

「1枚絵を広告っぽく動かす」

用途はかなり強いです。

Kling AIの無料枠について

Kling AI系は無料でも試せます。

現在は、

無料クレジット制で、

短い動画を数本生成できる形式が多いです。

無料プランでは、

5秒程度の短尺動画を試せるケースが多く、

まずは挙動確認だけでもかなり面白いと思います。

まとめ

今回感じたのは、

生成AIは「画像を作る」

だけではなく、「そのまま動画にする」

時代に入ってきているということです。

しかも、動画編集ソフトを開かなくても、

画像1枚から動きを作れる。これはかなり大きい変化だと思います。

特に、

SNS用の短尺動画や、

広告バナーの軽いアニメーションは、

かなり実用的なレベルに近づいてきました。

ENGAWA SALONでも実験中です

ENGAWA SALONでは、

Canvaだけでなく、

こうした生成AIも実際に触りながら検証しています。

「便利そう」

だけで終わらず、

実際に使うと、

・どこが強いか
・どこが崩れるか
・何に向いているか

がかなり見えてきます。

また面白い機能があれば、実際に試しながらまとめていきますね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Haruki Komuraのアバター Haruki Komura bz spring 代表

看護師として勤務を続けながら、独学でWebやデザインに挑戦中。現在は写真・動画制作を軸に、撮影した素材を活かしたホームページを制作。2023年9月「biz spring」として開業し、半年で50本以上の動画を制作。「名古屋職業訓練校のウェブデザインコース」で講師として勤務、現在は「三重WordPressミートアップ」ではオーガナイザーとして活動を行う。

目次